青木ヶ原

山行概要

  • 報告概要
    オリパラ仲間で青木ヶ原に行ってきました。
  • 山行日
    2025年8月27日
  • 天 気
    晴れ
  • 企 画
    Yさんによる企画
  • 装 備
    約2.0kg
  • 同行者
    Yさん、Nさん、Oさんとで計4名
  • コース概要
    富岳風穴→(東海自然歩道)→本栖湖

本栖湖にて

行動記録

行程図

map

自宅(6:30)==八王子駅(8:00)==高尾山IC(8:30)==河口湖IC(9:12)==富岳風穴(9:30)

富岳風穴(9:45)→(東海自然歩道)→本栖湖観光案内所(14:00)

本栖湖観光案内所(14:45)==富岳風穴前(15:05)
富岳風穴前(16:00)==富士眺望の湯「ゆらり」(16:10)
富士眺望の湯「ゆらり」(17:00)==河口湖IC(17:30)==大月JCT(18:00)==国立府中IC(19:00)==鶴川(19:50)==自宅(20:00)

天気図

■8/27(水) 日の出 05:14, 日の入り 18:21 湿度 75% 33.1℃/20.2℃  西北西 5.2m/s

天気図、衛星画像 日本気象協会より転載、気象データ:気象庁@河口湖(山梨県)

アプローチメモ

  • 通行料金(高尾山→河口湖):       1,780円
  • 通行料金(河口湖IC→国立府中):     2.290円
  • 通行料金(本栖湖観光案内書→富岳風穴前): 900円
  •                   計  4,970円

観光・温泉

  富岳風穴:         350円
  富士眺望の湯「ゆらり」: 1,400円

行動記録

 オリパラ登山部ではいつもYさんが適切なハイキングを企画してくれる。今回は青木ヶ原樹海ということで、これまで側を通り過ぎたことはあるが、実際に中を散策することは初めてなので樹海というものがどの程度奥深い森なのか興味を抱いたので参加した。
 計画では八王子に集合し、河口湖からバスに乗って鳴沢まで行く予定であったが、5月の山中湖マラソンで八王子で3人をピックアップして車で行ったことを考えると、今回も総勢4人、私の車でどうにか乗れそうなので、車で行くことを提案したところ、すんなり受け入れてくれた。車で行く方が時間的に余裕ができること、それになんといっても4人だと安上りである。そこで山中湖マラソンの時と同じように八王子駅集合として3人をピックアップして行くこととなった。
 さてお天気であるが、このところの猛暑続きであるが天気予報によれば当初予定した日はあまり良くない。この企画を作ってくれたYさんは雨の場合も想定してプランBも作成した。ところが2~3日前になって急に天気予報が変わり晴れに変わった。いつも雨に遭遇する確立の高いNさんにしてもこの変わりようには驚いたことでしょう。

 8月27日(水)晴れ

 8時に八王子駅に皆さんをピックアップしないといけないこと、また駅南口の道路に駐車しなければならないので、少々早めに家を出た。平日の朝であったが道路は意外と空いていて順調に目的地に到着。予定通り皆さんをピックアップして高尾山ICから中央道を通って河口湖ICでおり、富岳風穴の前にある広い駐車場に9時半に到着。Yさんによれば到着予定時刻が10:00だったのでかなり早めに着いたことになる。
 支度をして観光地となっている富岳風穴の横からさっそく青木ヶ原樹海に入る。さっそくあたり一面緑一色の樹海の雰囲気に呑み込まれる。地面には苔が密生している。


青木ヶ原樹海へ

苔が光にあたって美しい

 東海自然歩道であるが、樹林帯の中で景色はまったく同じで見晴らしの良い場所がある訳でもなく、道端に花が咲いている訳でもなく、ただ苔があるだけ、それに不思議と鳥の鳴き声もしない。次第に歩くのに少々飽きてきてやっよ民家のある場所に出たところで長椅子が辛うじてあった。これまで椅子とかテーブルなどいっさいなく、時刻もちょうどお昼時なのでここで昼食をとった。


富士山5合目に続く道との交差点

昼食タイム

 昼食を済ませ、こんなところにあるのが不思議な小さな住宅街を通って再び樹林帯に入る。前半の樹林帯と違って杉の植林が見られた。道路の下のトンネルをくぐってさらに進むと広い場所に出てやっと舗装道路に出る。そのまま本日のゴールである本栖湖観光センターに向かう。


木の根っこに苔

ゴールの本栖湖へ

 ゴールである本栖湖観光案内センターに到着。バスで富岳風穴の駐車場まで引き返すがバスの発車時刻まで相当時間があるので、本栖湖の湖畔に行く。湖にはカヌーなどが見える。ここまで樹林帯の中を歩いていたので、広々とした湖面を見て開放感にしたる。せっかくなので、コーヒーを沸かして振舞ったら喜んでもらえた。
 ここからバスで出発点である富岳風穴前に行く。階段を下りて急に気温が下がる。下におりてすぐ左手に氷が残っている。また昭和初期まで蚕の卵の貯蔵に使われていたとの説明があった。まさに天然の冷蔵庫である。


富岳風穴へ

氷の池

 富岳風穴を見学した後、近くにある日帰り温泉の富士眺望の湯「ゆらり」に行って汗を流す。風呂から上がって冷たいドリンクを呑んだ後、東京に向けて出発。平日のせいか中央道の渋滞も心配することなく、帰りは八王子ではなく私の自宅に近い鶴川駅まで皆さんをお送りして、今日のハイキング、それとドライバーの役目を終えた。

感 想

 最近「フラット登山」なるものが流行っているそうで、登らない登山ということらしい。登らなくてなぜ登山なの?と突っ込みたくなるが、青木ヶ原散策はそのフラット登山の典型的なコースだということである。確かに登りもなければ下りもなし、原生林の中の道をただ歩くだけである。最初は苔むした森で、静かな深い森の独特な雰囲気に心を動かされた。しかし、しばらく歩いていくうちに、通常の山登りと違って見晴らしのいい場所もまったくなく、高山植物などの花が咲いているでもなし、鳥の鳴き声もしない。さらに道標やベンチなど人工物もまったくない。ただただ自然をそのまま残しているということであろう。東海自然歩道なので、それもありということで納得する。ただこのところの猛暑の中、強い太陽の光が遮られている分ちょっと気温は低めだが、樹林帯の中なので風はなく歩いていくうちにやはり汗をかいた。
 最後に富岳風穴を見学したが、中に入ると思ったより涼しい、というか寒いくらい。まさに天然の冷蔵庫である。近頃の猛暑の中でこのように低温に保たれていることにちょっと不思議な感じがした。
 フラット登山、確かに登山とはいえないものの距離にして約10km、2万歩であった。高齢者にとっては程よい運動となった。とにかくフラット登山を企画してくれたYさんに感謝である。

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